2011年02月07日

顔面読本。

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 遅ればせながら、というか、今さらながらの話。つい先日、Facebookにデビューした。先日、東京に出張に行った時、友人のスミノフから「SNSをうまく活用していこう!」と提案され、その尻馬に乗ったというわけだ。ちょうどTwitterをうまく活用できずに迷走していた時だったので、「いくらユーザ数が多くても、眉唾もんやなぁ」と斜に構えつつも、とりあえずアカウントをつくった。…するとである!想像以上に便利な(というか、俺様のニーズに合致した)サービスであることに驚いた。
 まず最初に友達捜しをしてみた。知り合いの名前を検索すると、みつかる、みつかる!特にイスラエルでともにボランティアをしていた仲間たちの行方と近況がわかったことは、俺様にとって大きな収穫!さっそくメッセージを送ると、次々と返事が返ってきて、旧交を温めることができた。ついにはチャットまで始まり(というか引きずり込まれ)、まるでイスラエルにいた8年前に戻ったような気分になった。
 がしかし、それだけではFacebookを活用しているとはとても言えない。今後は、単に仲間内で盛り上がるだけではなく、SNSの利点を活かしたアクションをどんどん起こしていきたいと思っている。さぁて、何を始めようかな?
 ともあれ俺様はいつでも元気です。
posted by TSUKA at 14:27| Comment(0) | よもやま話

2010年12月17日

終わりは始まり。

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俺様、とうとう父親になってしまった!子どもの名前…ここでは「ポルトちゃん」ということにしておこう。ちっちゃなちっちゃな女の子だ。元気な子を産んでくれたヨメさんのボニータには、本当に感謝している。
 俺様、これまで病院に行くといったら、かなり重篤な状態の人の見舞いや付き添いばかりだった。病院に寝泊まりして付き添った人は、みんな亡くなったし。でも今回、生まれて初めて命が誕生する場面に立ち会わせてもらい、いたく感激した。と同時に、お産があんなに大変なものだとは思わなかった。男の俺様からしたら、「ヨメさんがお腹痛いって言い出して、病院に一緒に行く」→「分娩室の外で待つ」→「オギャアという声が聞こえる」→「分娩室に入ると赤ちゃんが生まれていて初対面。『元気な女の子ですよ〜』と言われる」…そんなもんだろうと考えていた。とんでもない!陣痛らしきものが始まったので病院に行ったら「まだ早い!」と追い返されること2回。ようやく入院させてもらってからはボニータの母親のサッキーとともに、痛がるボニータの腰とかをマッサージ。個室から分娩控え室に移動する頃になると、もはやボニータはまともにしゃべれない状態。ずっと痛そうな声を出し続けていた。俺様、イスラエルとか鹿児島で何度か牛の出産を目にしてきた。牛って、出産前になると鳴き声が変わる。それを聞きつけて「あ、生まれるな」と見に行くのだが、人間もそれに近い。陣痛の痛みによるうめき声もだんだん変わっていくのだ!さらに、マッサージをしていると骨盤が広がっていったりするのがわかり、出産のためのトランスフォームがどんどん進んでいく。人体、生き物の体って本当にスゴイ!! やがて、赤ちゃんの袋が見えてきたので、いよいよ分娩室へ。俺様は、ボニータがいきみやすいように頭を支えたり、手を握ったり、声をかけたりするだけの役。もはやボニータの頑張りに懸けるしかない。すると、分娩室に入ってわずか15分…「オギャア!」という声とともに赤黒い赤ちゃんが出てきたのだ!分娩室に入った時間をお産というなら15分の安産と言えるけど、陣痛らしきものが始まってから数えたら24時間以上。しゃべれないほどの痛みを伴う陣痛から数えて9時間ぐらい。ボニータは陣痛の後期で3回も落ちかけていた。そりゃ当然だわな。36時間不眠だった俺様でさえも、結構しんどかったぐらいだから。お産はホンマにすごい体力を使うと思う。
 さて、俺様、ボニータに陣痛が訪れたあたりから、とても複雑な気分だった。なんて言うのかなぁ…一種の寂しさのような、そうでないような…。多くの夫婦は妊娠がわかってから、お腹の中の赤ちゃんに「ベビーネーム」というのをつける。うちの夫婦ではお腹の中の赤ちゃんを「カメキチ」と呼んでいた。お腹の中で動く胎児に「カメキチ」と声をかけ続けること10カ月。その間には12年間ともに暮らした猫のカルヲが亡くなるという悲しい出来事もあった。カルヲ不在のTSUKA家で、ボニータのお腹の中に存在する生命体カメキチはカルヲの跡を継ぐアイドル的存在になっていったのだ。カメキチはボニータがごはんを食べている時に動きまくったりする、ちょこっとKYなところがあったり、頻繁にしゃっくりをしたりと、それなりのキャラを確立していった。人間の子どもというより、お腹の中の生命体として…。それが、実際に人の形をしたものとして生まれる日が近づくにつれて、なんか「出産=カメキチとのサヨナラ」のような気がしてきたのだ。俺様、ボニータが大きなお腹で台所に立ったり、リビングでカメキチに語りかけたりする姿がとてもいとおしかった。そんなシーンとももうお別れなんだなぁと思うと、少し寂しかった。
 そして、とうとうカメキチは出てきた!当然、人間の形をしている。「こんにちは赤ちゃん」という歌があるが、まさに初対面のような気持ちだ。もう、カメキチの姿はしていない。親の自覚だとか感動とか以前に、すごく不思議な気持ちでいっぱいになった。そのせいか、「ポルトちゃん」と名前をつけるのに、ほぼ5日悩み抜いた。
 ボニータが退院し、家に帰ってきた。カメキチの存在はなく、かわりにポルトちゃんがいる。今となってはボニータの妊娠中の思い出は良いものばかりになり、カメキチ不在が少し寂しい。でも、ポルトちゃんがほぼ1日に1回しゃっくりをするのを見ると、ポルトちゃんの中にカメキチの面影を見る。そりゃ当然、同一人物なんやからね。いずれにしてもわが家では新婚夫婦という生活は終わり、3人家族としての生活が始まった。だからといって特別なことをするつもりはないし、できもしないが、これからもっと人生が楽しくなるような気がする。
 ともあれ俺様はいつでも元気です。

※このエントリーは過去ブログからの改訂のうえ、転載したものです。過去のエントリーも順次このブログに移植していく予定ですが、しばらくお待ちください。
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2010年06月29日

TEXTREAMな挑戦!

textreamlogo.jpg最近、めっきり更新が減ってしまった。かといって何もしていないわけではなく、それなりに動いている。ということで、今回は近況報告を。
 俺様、今年でこの仕事を始めて20年を過ぎ、独立してから15周年を迎えた。いちおう節目を迎えたということで、ちょっとしたブランディングや中期計画なんかにも着手している。よく考えると、クライアントのブランディングやCI、VIなんかのお手伝いをしているにもかかわらず、自分のことに関してはほとんど手つかずだったし(笑)。これぞ紺屋の白袴!
 VI的な取り組みとして、今回、事務所のマークをリニューアルすることにした。お願いしたのは30年以上もお付き合いいただいている友人であり、昨年の年末ジャンボ宝くじ、そして今年のサマージャンボ宝くじのイラストを手がけた徳治昭さん。彼にはいつも無理難題を押しつけているのだが、今回も当然ながら無理難題猫 さんざん徳ちゃんを苦しめたあげく、書き上げてもらったのが、このマークだ。
 このマークは中東のお守り的な存在である「ハムサ」をモチーフにしている。「ハムサ」は「邪悪をはねのけ、幸福を手に入れる」という意味を持つ。邪悪を監視する「目」、邪悪を退かせ、幸福をつかむ「手」、幸運を意味する「魚」あたりがよくモチーフでつかわれているので、それらをベースにしながら、構築した。マーク誕生秘話は後日のエントリーで紹介するが、ザクッと説明すれば、今回つくってもらったマークには、本来の「ハムサ」に使われているモチーフに加えて、「キャッツ・アイ」、森羅万象を表す「太陽、雨、山、水」、飛び立つための「羽根」、俺様の仕事の原点を象徴する「ペンとインク」などがモチーフされている。これを「ピカソの線画みたいなタッチで表現して〜」と、軽〜くお願いし、徳ちゃんを苦しめたというわけだ(笑)。今後、このマークはビジネスアプリケーション全般に使っていこうと思う。
 さらに、かつてイスラエルで便宜的に使っていた屋号「TEXTREAM」も復活させた。俺様の事務所の屋号は日本語なのだが、非常に長い。外国人に覚えてもらうのは不可能なので、イスラエルに行く前に「TEXTREAM」と名付けていた。これは俺様の仕事の原点である「TEXT」と、潮流みたいな意味合いの「STREAM」、「過激な」「極端な」を表す「EXTREME」を組み合わせた造語。「TEXT」を扱う仕事を切り口に、安定志向の人にはできないようなチャレンジを繰り返し、新しい潮流を生み出す…という意味が込められている。まぁ、なんの法的登録はしていないし、正式な屋号ではないが、これをステートメント的に展開させていこうかと思っている。
 ということで俺様が最近取り組んでいる「TEXTREAM」なチャレンジがある。まだ具体的なことを書く段階ではないのだが、さわりだけを言紹介しておく。実は、有志を集めて、IT系の開発チームをつくった。わかりやすいところでは一緒にIT系の勉強をしながら、ソフトウェア開発に取り組んだり、なんらかのITサービスを提供していこうという、サークル活動的なもの。ゆくゆくは事業化も視野に入れている。俺様としてはプロデュース的な立場に回っているのだが、今までの仕事とそう違和感なく取り組めているし、あとは形にしていくことさえできれば、かなり面白いことができそうな予感。チームのメンバーひとりひとりの頑張りに期待!ですな。今週末から、この取り組みの一貫として、ちょこっと香港に勉強しにいくことになっている。これも、何か成果が上がればこのツカブロで紹介していきたいと思っているので、お楽しみに!
 ということで、これからはなるだけこまめにツカブロを更新していこうと思う。なんてことないよもやま話になるかもしれないが、ちょこちょこのぞきに来てもらえればうれしいっす!
 ともあれ俺様はいつでも元気です。

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